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アジア諸国のSTEAM教育①韓国におけるSTEAM教育の現状

「英会話とプログラミングが同時に学べる!」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育①韓国におけるSTEAM教育の現状』です!
日本の隣国であるアジア諸国のSTEAM教育の現状を、お伝えしてまいります。

お隣の国、韓国では、子どもの科学離れやSTEM分野への関心の低下という課題に対し、STEAM教育を積極的に推進しています。これは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)を統合的に学ぶ教育アプローチで、未来を担う創造的な人材育成を目指しています。

【韓国のSTEAM教育の背景と推進体制】

韓国の教育制度は日本と同様の6-3-3制ですが、STEM分野専攻のレベル低下や経済競争力の低下が懸念されたことを受け、政府はSTEAM教育プログラムの作成や教員育成に多額の予算を投じています
この取り組みの中心となっているのが、韓国科学創意財団(KOFAC)です。KOFACは、STEAM教育のプログラム開発や教員養成など、具体的な活動を担っています。

【STEAM教育の特徴と実施形態】

韓国のSTEAM教育には、以下のような特徴が見られます。

  • 統合的な授業デザイン: 教員が授業内容をデザインし、STEAM教育を取り入れた授業が行われています。また、社会と道徳のように関連する複数の教科をまとめた「教科群制度」を導入することで、統合的な学習を促進しています。
  • 英才教育の推進: 初等中等教育においては、高度なSTEM教育として英才教育が実施されています。これには以下の3つの形態があります。
    • 英才教育院: 教育庁、大学、政府機関、公益法人などが設置・運営する英才教育機関で、放課後や週末、長期休暇を利用して教育が行われます。
    • 英才学級: 小・中学校で運営される英才クラスで、特別活動や裁量活動、放課後活動、週末、夏・冬休みなどを利用して運営されます。
    • 英才学校: 英才教育に特化した学校です。

【課題と今後の展望】

一方で、STEAM教育はまだ歴史が浅く、学習方法や受験方法が確立されていないという課題も抱えています。現在の受験方法ではSTEAM教育に対応しきれない部分もあり、今後、学習方法や受験方法の確立が求められています。

また、女子生徒の理工系教育(STEM教育)への取り組みに関しては、STEAM教育自体は取り入れられているものの、女子生徒に焦点を当てた特別なプログラムの作成・提供は行われていません。ただし、政府系機関や国公立系機関を中心に、女性科学技術者の雇用促進のためにクオータ制が積極的に導入されており、一定の効果を上げています。

【まとめ】

韓国のSTEAM教育は、未来の社会を生き抜くために必要な能力を育む重要な取り組みとして、政府主導で強力に推進されています。まだ発展途上の部分もありますが、統合的な学習や英才教育の推進を通じて、創造性と問題解決能力を持った人材の育成に力を入れています。今後の学習方法や受験方法の確立、そして多様な人材がSTEM分野で活躍できるような環境整備が、さらなる発展の鍵となるでしょう。

日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。

お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力、問題解決能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります

ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。

当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています

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