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アジア諸国のSTEAM教育㉔ウズベキスタンにおけるSTEAM教育の現状

「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。

本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育㉔ウズベキスタンにおけるSTEAM教育の現状』です!

ウズベキスタンはいま、中央アジアの中でも最もダイナミックに教育改革を進めている国の一つです。かつてのソ連型の詰め込み教育から脱却し、21世紀の国際社会で通用する人材を育成するため、国家戦略としてSTEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学)を強力に推進しています。

本記事では、ウズベキスタンにおける子ども向けSTEAM教育の現状、政府の野心的な国策、そして現場で生まれつつある具体的な実績について詳しく解説します。

1. 国家戦略としての「教育の現代化」:STEAM教育の導入背景

ウズベキスタンの人口は約3,600万人を超え、その約60%が30歳以下という非常に若い国です。ミルジヨエフ大統領は、この膨大な若年層を「人口ボーナス」に変えるため、「新ウズベキスタン(Yangi O'zbekiston)」というスローガンのもと、教育を国家開発の最優先事項に掲げました。

政策の柱:大統領令とロードマップ

2021年に採択された閣議決定「STEAM教育導入と教育システム現代化のための措置について」を皮切りに、ウズベキスタンは教育課程の根本的な見直しを行いました。2025年現在、政府は「Uzbekistan 2030 Strategy」に基づき、以下の3点をSTEAM推進の柱としています。

  1. カリキュラムの統合: 独立した科目(物理、生物など)を横断的に学ぶ「統合型理科」の導入。

  2. ITパークとの連携: 国内外のIT企業が集まる「ITパーク」と連携し、全国にITセンターを設立。

  3. デジタル・インフラの整備: 地方を含む全学校への高速インターネットと最新PCの配備。

2. ウズベキスタン独自の工夫:エリート教育と一般教育の「二段構え」

ウズベキスタンがSTEAM教育を普及させるためにとった戦略は、非常にユニークです。まずトップレベルのモデル校を作り、その成功事例を全国に波及させるという手法をとっています。

① プレジデント・スクール(Presidential Schools)の創設

各州に1校ずつ設置されている「プレジデント・スクール」は、STEAM教育の総本山です。

  • 国際基準(ケンブリッジ課程)の採用: 授業は主に英語で行われ、クリティカルシンキングやプロジェクト型学習(PBL)が中心です。

  • 最新設備: 3Dプリンター、ロボット工学キット、バイオテクノロジー用ラボなど、世界トップクラスの学習環境が整っています。

② 「IT-Nation」プロジェクトとITセンター

一般の子どもたちに向けては、放課後学習や地域コミュニティを通じたSTEAM教育が展開されています。

  • One Million Uzbek Coders: ドバイと協力して開始された、100万人のコーダーを育成するオンラインプラットフォームです。

  • 地域ITセンター: 地方都市や村落部にもIT学習の拠点を設け、プログラミングやグラフィックデザイン、ロボティクスを安価(または無料)で学べる環境を構築しています。

3. 具体的な実績と教育現場の変化

国を挙げた投資により、わずか数年で目覚ましい成果が現れ始めています。

数値で見る成果

  • 高等教育進学率の向上: 2017年に約9%だった大学進学率は、2024年時点で**48%**にまで急上昇しました。この背景には、STEAM教育によって理数系の学力が向上し、国内外の大学への切符を手にする生徒が増えたことがあります。

  • 国際大会での活躍: 国際数学オリンピックや国際ロボット競技会(VEX Robotics等)でのウズベキスタン代表の入賞が常態化しています。

現場の教師と生徒の変化

JICA(国際協力機構)や世界銀行などの国際パートナーとの協力により、教師の意識も変わりつつあります。かつては「教師が黒板に書いたことを生徒が写す」スタイルでしたが、現在は「生徒が自ら課題を見つけ、テクノロジーを使って解決策を提案する」スタイルへの転換が進んでいます。

現場の声:

「以前は数学の公式を暗記させるだけでしたが、今は物理やデザインと組み合わせて『どうすれば橋を強くできるか』を生徒に考えさせています。子どもたちの目の輝きが違います」(タシュケント市内の公立学校教師)

4. 課題と今後の展望:2026年以降のロードマップ

もちろん、すべてが順風満帆というわけではありません。依然としていくつかの課題が存在します。

  • 都市部と地方の格差: プレジデント・スクールのような質の高い教育が、まだすべての農村部の学校に行き渡っているわけではありません。

  • 教員不足と質: 2025年現在でも、特に地方ではITや英語を教えられる高度な専門性を持つ教員の不足が報告されています。

  • STEAM分野における女性の割合: 高等教育の女子学生比率は高いものの、STEM分野に限定すると約33%に留まっており、政府は女子向けの奨学金や支援プログラムを強化しています。

今後の展開

2026年からは、「Best Engineering School」という大統領賞を懸けた全国規模のコンペティションが始まります。また、エンジニアリング教育に特化した5年制の専門課程が14の地域に新設される予定です。

まとめ:中央アジアの「シリコンバレー」を目指して

ウズベキスタンのSTEAM教育は、単なる「流行」ではなく、国家の生存戦略そのものです。

「資源に頼る経済から、知識と技術に頼る経済へ」

この大転換を支えているのは、今この瞬間、教室でタブレットを手にし、ロボットを動かしている子どもたちです。

ウズベキスタンの事例は、急速なデジタル化と教育改革を目指す国々にとって、非常に示唆に富むモデルケースと言えるでしょう。

日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。すでにその兆候は表れています!

お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。

ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。

当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています

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