「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育㉕タジキスタンにおけるSTEAM教育の現状』です!
中央アジアの「屋根」とも称されるパミール高原を抱く国、タジキスタン。かつてシルクロードの要衝として栄えたこの国は今、21世紀のデジタル経済を生き抜くため、教育のあり方を根本から変えようとしています。
特に注目すべきは、子どもたちに向けたSTEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学)への注力です。旧ソ連時代の遺産を受け継ぎつつも、そこから脱却し、独自のイノベーションを模索するタジキスタンの現在地を、国策や具体的な実績を交えて解説します。
1. 旧ソ連時代からの「教育的パラダイムシフト」
タジキスタンの教育を語る上で、1991年の独立前の「旧ソ連時代」との比較は欠かせません。
知識の「詰め込み」から「問題解決」へ
ソ連時代の教育は非常に高度な数学・自然科学のカリキュラムを誇っていましたが、その本質は「中央集権的な計画経済に適合する労働力の育成」でした。教科書の内容を完璧に暗記し、決められた解法を再現することが重視されていたのです。
対して現在のタジキスタンが目指しているのは、「コンピテンシー(能力)ベースの教育」です。単に公式を覚えるのではなく、「その知識を使ってどう社会の課題を解決するか」というSTEAMの核となる思考法への転換を図っています。
閉ざされた科学から「開かれたテクノロジー」へ
ソ連時代、先端技術は軍事や国家プロジェクトに直結し、一般の市民、特に子どもたちが自由に触れられるものではありませんでした。しかし現在では、インターネットの普及とともに、村の少女がYouTubeでプログラミングを学び、国際的なロボット大会を目指すような「開かれた教育」への変化が起きています。
2. タジキスタンが掲げる野心的な国策
タジキスタン政府は、STEAM教育を単なる「教育カリキュラムの一つ」ではなく、国家の存亡をかけた経済戦略と位置づけています。
「2025年〜2030年:デジタル経済・イノベーション発展の年」
エモマリ・ラフモン大統領は、2025年から2030年を「デジタル経済とイノベーション発展の年」と宣言しました。これに伴い、「国家教育開発戦略2030(NSED-2030)」が推進されており、以下の点が強化されています。
ICTインフラの整備: 地方の学校を含む全土への高速インターネットとPCの配備。
STEM科目の義務化: 5年生から11年生までのカリキュラムにおいて、科学・技術・工学・数学を統合的に学ぶ時間の拡充。
教員の再教育: 300人以上のパイロット教員を対象とした、ユネスコ(UNESCO)支援によるデジタル指導能力トレーニングの実施。
国際機関との強力なパートナーシップ
自国リソースに加え、アジア開発銀行(ADB)からの4,000万ドルのグラント(無償援助)や、世界銀行、UNICEF、EUといったパートナーからの支援を戦略的に取り入れています。これにより、20校の「STEMモデル校」の建設や、最新のラボ機材の導入が進められています。
3. 実績と工夫:草の根から生まれるイノベーション
国策という大きな流れの中で、現場では驚くべき成果が出始めています。
実績1:国際ロボット大会での躍進
タジキスタンの若者たちは、世界最大級のロボット競技会「FIRST Global Challenge」に毎年参加しています。2024年、2025年と連続して、首都ドゥシャンベだけでなく、地方都市(ホジェンドなど)の学生を含む代表チームが結成され、世界の強豪と渡り合っています。彼らは、タジキスタンの水資源問題を解決するためのエネルギー効率の高いロボットを設計するなど、STEAMの「E(Engineering)」を実践しています。
実績2:地方の少女たちを変える「Win the Future」
タジキスタンのSTEAM教育において、特に工夫されているのがジェンダー格差の解消です。地方ではいまだに「科学は男性のもの」という偏見が残ることがありますが、民間のイニシアチブと政府が連携し、女子生徒向けのプログラミング・キャンプや科学塾が開催されています。
実際に、地方出身の女子生徒が「自然災害を感知するワイヤレスアラームシステム」を開発し、国内の科学コンテストで優勝。その後、技術大学へ進学し、後輩のメンターとなるという好循環が生まれています。
工夫:地域の課題をテーマにする「5Eモデル」
タジキスタンのSTEM教育現場では、「5Eモデル(Engage, Explore, Explain, Elaborate, Evaluate)」という指導法が導入され始めています。
例えば、「パミール高原の雪解け水による洪水対策」をテーマに、生徒たちが地理(S)、計算(M)、センサー技術(T)、治水デザイン(A/E)を統合して学ぶといった、「地元のリアルな課題」を教材にする工夫がなされています。
4. 課題とこれからの展望
もちろん、すべてが順風満帆というわけではありません。
デジタル・デバイド: 首都ドゥシャンベと、山岳地帯の村々では、いまだにPCの普及率や電力供給の安定性に差があります。
言語の壁: 最新のSTEAM教材の多くは英語やロシア語であり、タジク語への翻訳とローカライズが急務となっています。
しかし、政府は「教育のデジタル化ロードマップ」を通じて、これらの格差を埋めるべく投資を続けています。
5. 結論:シルクロードの知恵を、デジタル時代の力へ
タジキスタンのSTEAM教育は、旧ソ連時代の堅固な学術基盤を土台にしつつ、グローバルな思考とテクノロジーを融合させた、新しいフェーズに入っています。
かつて数学者アル・ホレズム(アルゴリズムの語源)などの偉大な科学者を生んだこの地域の人々にとって、STEAMは決して新しいものではなく、「伝統的な知恵の再発見」に近いのかもしれません。子どもたちがキーボードを叩き、ロボットを動かすその指先は、タジキスタンの未来を明るく照らしています。
日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。すでにその兆候は表れています!
それも現実味を帯びてきています。
お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります。
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。
ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。
当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています。
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