「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育㉘ダゲスタンにおけるSTEAM教育の現状』です!
ロシア連邦の北カフカス地方に位置するダゲスタン共和国。峻険な山々と多様な民族が織りなすこの地は、かつては「紛争」や「不安定さ」という文脈で語られることが少なくありませんでした。
しかし現在、ダゲスタンでは「教育による地域の再定義」が急速に進んでいます。特に、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)を統合したSTEAM教育は、連邦政府と共和国政府が強力に推進する国策の柱となっています。
本記事では、ダゲスタンにおけるSTEAM教育の最前線、国策としての取り組み、そして旧ソ連時代からの劇的な変遷を詳しく解説します。
1. イントロダクション:ダゲスタンが「STEAM」に賭ける理由
ダゲスタン共和国は、ロシアの中でも人口増加率が高く、非常に若い人口構成を持つ地域です。毎年、数万人の子どもたちが小学校に入学しますが、彼らにいかにして21世紀の国際社会で通用するスキルを授けるかが、地域の経済発展と社会の安定に直結しています。
かつての農業や伝統工芸中心の産業構造から、デジタル経済への移行。これを支えるのが、現在進行中のSTEAM教育改革です。
2. 旧ソ連時代と現在の決定的な違い
ダゲスタンの教育を語る上で、旧ソ連時代との比較は欠かせません。そこには「質の高い基礎教育」という共通点がありつつも、アプローチにおいて決定的な断絶があります。
知識の「受容」から「創造」へ
旧ソ連時代の教育は、数学や物理学において世界最高水準を誇りました。ダゲスタンでも、厳格な規律のもとで高度な理論教育が行われていました。しかし、それはあくまで「与えられた課題を解く力」に重点が置かれたものでした。
現在のSTEAM教育では、「自ら課題を見つけ、プロジェクトを通じて解決する力」が重視されています。教科書を暗記するのではなく、3Dプリンターやドローンを使い、ロボットをプログラミングする。この「手を動かす(Hands-on)」スタイルへの転換が最大の変化です。
「画一化」から「個別最適化・最先端化」へ
ソ連時代は、どの村の学校でも同じ教科書、同じカリキュラムが提供されていました。しかし現在のダゲスタンでは、「クアントリウム(Quantorium)」のような、地域の特性や最新技術に特化したテクノパーク型の教育施設が導入され、子どもたちが自分の興味に合わせて専門領域を深掘りできる環境が整っています。
3. 国策としてのSTEAM教育:連邦プロジェクトの威力
ダゲスタンにおける教育改革は、プーチン大統領が掲げる国家プロジェクト「教育(Education)」および「科学と大学(Science and Universities)」と深く連動しています。
IT-Cubeとクアントリウムの展開
ダゲスタン各地に急速に広がっているのが、子ども向けテクノパーク「クアントリウム」と、デジタル教育センター「IT-Cube」です。
クアントリウム: マハチカラ(首都)を中心に展開。ロボット工学、ナノテクノロジー、航空宇宙、バイオテクノロジーなど、学校の授業ではカバーしきれない最先端分野を、専門の機材を使って学びます。
IT-Cube: プログラミング、AI開発、サイバーセキュリティに特化した教育拠点。ここでは、PythonやJavaといった言語の習得だけでなく、VR/ARアプリの制作なども行われています。
教育インフラの爆発的整備
2025年、ダゲスタンではわずか1年で14校の新しい学校と複数の幼稚園が開校しました。これらの新設校の多くは、単なる「教室」ではなく、最初から科学実験室やデザイン工房を備えた、STEAM教育を実践するためのプラットフォームとして設計されています。
4. ダゲスタン独自の工夫と実績
国策を導入するだけでなく、ダゲスタン特有の工夫も見られます。
「山岳地帯」という地理的ハンデを克服する「モバイル・クアントリウム」
ダゲスタンの最大の課題は、峻険な山岳地帯に点在する村々の教育格差です。これを解消するために導入されたのが、ハイテク機器を積んだ大型トラック「モバイル・クアントリウム(Mobile Quantorium)」です。
この移動式教室が定期的に村々を回り、最新のプログラミング教材やレーザーカッターを山奥の子どもたちに届けます。「住んでいる場所に関係なく、最先端に触れさせる」という強い意志がここに表れています。
伝統工芸とSTEAMの融合
ダゲスタンは、クバチの銀細工やタバサランの絨毯など、豊かな伝統工芸の歴史を持っています。最近の教育現場では、これらの伝統的な幾何学模様を幾何学やアルゴリズムの授業に取り入れたり、3Dモデリングで伝統工芸のデザインを再現したりといった、「文化×テクノロジー」の試みが始まっています。
実績:全国大会での躍進
これらの投資は、すでに具体的な実績として現れています。ロシア全土で開催されるロボットコンテストやプログラミング・オリンピックにおいて、ダゲスタンの子どもたちが上位に入賞するケースが急増しています。特にドローン操作やAIモデルの構築において、カフカス地域の若者のポテンシャルの高さが注目されています。
5. 現在の課題と未来への展望
バラ色の現状だけではありません。急速なインフラ整備に対し、「指導者の不足」という大きな壁が存在します。
教員のリスキリング(再教育)
最新の機材を使いこなせる教員をいかに育成するか。ダゲスタン政府は、大学や研究機関と連携し、教員向けのSTEAM研修プログラムを強化しています。また、民間企業(IT企業など)からエンジニアを講師として招く試みも進んでいます。
地域経済とのリンク
STEAM教育を受けた若者たちが、地元ダゲスタンで活躍できる場を作ることも重要です。現在、カスピ海沿岸の経済特区や、マハチカラのITクラスター構想など、教育と雇用を直接結びつけるエコシステムの構築が急ピッチで進められています。
6. 結びに代えて:ダゲスタンの「新しい声」
旧ソ連時代の重厚な学術的伝統を受け継ぎつつ、21世紀のデジタルツールを手に入れたダゲスタンの子どもたち。彼らはもはや、遠い辺境の若者ではありません。グローバルな技術コミュニティの一員として、インターネットを通じて世界とつながり、自らの故郷をテクノロジーで変えようとしています。
ダゲスタンのSTEAM教育は、単なるスキルの習得ではなく、「教育を通じて、自分たちの未来を自分たちの手でデザインする」という希望のプロセスなのです。
日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。すでにその兆候は表れています!
それも現実味を帯びてきています。今や多くの発展途上国にも後れをとっています。
お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります。
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。
ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。
当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています。
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