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アジア諸国のSTEAM教育⑩フィリピンにおけるSTEAM教育の現状

「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「ロジカルシンキング(論理的思考力)や非認知能力が身に付く!」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。

本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育⑩フィリピンにおけるSTEAM教育の現状』です!

成長著しい東南アジアの国、フィリピン。経済発展に伴い、次世代を担う子どもたちの教育にも大きな変革の波が押し寄せています。その中心にあるのが、STEAM教育です。

STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字を組み合わせた、これからの時代に求められる横断的な思考力や問題解決能力を育む教育アプローチです。フィリピンでは、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指し、従来の詰め込み型教育から、「手を動かし、つくりながら学ぶ」体験重視の学習へのシフトが急速に進んでいます。

本記事では、フィリピンで現在進行中のSTEAM教育の取り組みと、その核となる教育哲学、そして子どもたちにもたらしている具体的な変化について、現地で注目される事例を交えて詳しくご紹介します。(※文字数の目安は約3000文字です。)

第1章:フィリピンのSTEAM教育を支える二つの柱
フィリピンのSTEAM教育の現場では、子どもたちの「内発的動機」と「創造的な活動」を重視する、革新的な教育理論が基盤となっています。

1. フロー体験(Flow Experience)の重視
教育現場で特に注目されているのが、「フロー体験」の概念です。これは、心理学者のミハイ・チクセントミハイ氏によって提唱されたもので、「時間の感覚を忘れるほど、没頭して何かに取り組んでいる状態」を指します。この状態が、成長や幸福感につながるとされています。
教育学においては、子ども時代にどれだけ多くのフロー体験を積んだかが、その後の学習意欲や成長に極めて重要であると言われています。フィリピンでSTEAM教育を主導する専門家たちは、子どもたちが自ら知的好奇心に基づいて夢中になれる環境を提供することで、このフロー体験を学習の習慣として身につけさせることを目指しています。

2. コンストラクショニズム(Constructionism):つくりながら学ぶ哲学
もう一つの重要な柱が、「コンストラクショニズム」という教育理論です。これは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のシーモア・パパート教授が提唱したもので、知的好奇心と探究心を持って創造的な活動に没頭する過程で、子どもが自ら知識を発見し、知識間の関連付けを行いながら体系を作り上げていくという考え方です。

簡単に言えば、「つくりながら学ぶ」という哲学であり、手を動かして何かを具体的に形にする体験が、抽象的な知識の理解を深めるとしています。フィリピンのSTEM教育クラスでは、このコンストラクショニズムの思想が色濃く反映されています。-----第2章:実践されている具体的なSTEAM教育のプログラム

フィリピンの教育現場では、上記のような哲学に基づき、多様なハンズオン(体験型)のプログラムが導入されています。1. プログラミングとゲーム制作:Scratchの活用

STEM教育クラスでは、MITメディアラボで開発された子ども向けの教育用プログラミング言語「Scratch」を使った授業が頻繁に取り入れられています。

子どもたちは、遊び感覚でゲーム制作を行いながら、プログラミングの基礎的な概念、論理的思考力、そして創造性を養います。視覚的なブロックを組み合わせてコードを作成するため、プログラミング未経験の子どもでも容易に取り組めるのが特徴です。

2. ロボットとものづくり:Arduinoの導入
また、初心者でも簡単に試作やプロトタイプ作成ができるマイコンボード「Arduino(アルドゥイーノ)」を用いたものづくりの授業も人気です。

センサーやモーターを組み込んだ簡単な電子工作に挑戦することで、工学(Engineering)や技術(Technology)の原理を実践的に学びます。この「ものづくり」のプロセスを通して、子どもたちは探究心、問題解決の楽しさ、そして自己肯定感など、多くの学びを得ています。

3. 英語を媒介とした総合学習:留学・体験プログラム
フィリピンは英語圏であるという強みを活かし、STEAM教育が英語学習と結びついているケースも多く見られます。特にセブ島などの留学先では、科学や数学といった教科(STEM分野)をすべて英語で学ぶ「STEAMクラス」が提供されています。

このような環境では、子どもたちは専門的な内容を学びながら、自然とディスカッションやロールプレイングといった実践的な形で英語を使う機会が増え、結果として英語のスピーキング能力の向上にもつながっています。

第3章:STEAM教育が子どもたちにもたらす影響と現地の声
フィリピンのSTEAM教育は、単なる知識の習得に留まらず、子どもたちの思考力や人間性にまで良い影響を与えています。

1. 驚くべきアイデアと創造性の開花
STEAM教育を実践する専門家は、「所得や国籍、学校の偏差値に関わらず、子どもたちのものすごいアイデアにいつも驚かされる」と述べています。これは、既存の枠にとらわれず、自由に発想し、それを形にするプロセスが、子どもたちの創造性を最大限に引き出している証拠です。2. 学習意欲と自己肯定感の向上

実際にSTEAM授業を体験した子どもたちからは、「授業が楽しかった」というポジティブな声が多く聞かれます。内発的動機に基づいて効率よく学習を進めるようになり、中には小学校の算数の内容を短期間で身につけてしまうケースもあるなど、学習効率の劇的な向上も報告されています。

また、ものづくりを通じて困難を乗り越え、アイデアを形にすることで、自己肯定感チームワークといった非認知能力も育まれます。親御さんからも、「子どもが毎日楽しそうに帰ってくる」「英語が話しやすくなったと言っている」といった高い満足度が示されています。

第4章:フィリピンSTEAM教育の今後の展望
フィリピンのSTEAM教育は、教育関係者や政府、そして国際的な協力のもと、今後もさらなる進化が期待されます。

  • デジタル格差の是正: 全ての学校で均等なSTEAM教育の機会を提供するため、教材や指導者の育成に力が注がれるでしょう。特に地方や公立学校への展開が鍵となります。
  • グローバルな人材育成: 英語とSTEAMを組み合わせた教育は、フィリピンの若者がIT分野やエンジニアリング分野で世界的に活躍するための強力な土台となります。
  • アート(A)の融合の深化: S.T.E.M.にArtを取り入れたS.T.E.A.M.教育は、デザイン思考やクリエイティブな問題解決能力を育む上で不可欠です。今後は、芸術分野と科学・技術分野のより深い連携が図られていくでしょう。

結論
フィリピンで加速する子ども向けSTEAM教育革命は、「フロー体験」と「つくりながら学ぶ」という確固たる教育哲学に裏打ちされています。ScratchやArduinoといった先進的なツールを活用し、手を動かす学習を通して、子どもたちは知的好奇心、創造性、問題解決能力といった、予測不能な未来を生き抜くために最も重要なスキルを身につけています。

フィリピンの教育現場から生まれるこうした革新的な取り組みは、アジア全体、そして世界の教育のあり方にも示唆を与えるものとして、今後ますます注目されていくことでしょう。

日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。

お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!

ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。

当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています

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