「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育⑪ネパールにおけるSTEAM教育の現状』です!
ネパールと聞くと、雄大なヒマラヤ山脈や、多様な文化・歴史を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、この国で今、教育の分野において、子どもたちの未来を大きく変えるかもしれない「STEAM教育」が注目を集め、少しずつその歩みを始めています。
「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Arts(芸術・リベラルアーツ)」「Mathematics(数学)」の頭文字を取ったSTEAM教育は、分野横断的なアプローチを通じて、子どもたちのクリティカル・シンキング(批判的思考力)、創造性、問題解決能力を育むことを目的としています。
では、ネパールという国で、この革新的な教育アプローチはどのような状況にあるのでしょうか?その現状、挑戦、そして未来について深く掘り下げてみましょう。
🚀ネパールで高まるSTEAM教育への関心と現状
ネパールにおいてSTEAM教育のアプローチは、2014年頃から実践が始まったとされており、比較的新しい動きです。その背景には、グローバル化が進む世界で活躍できる21世紀型スキルを備えた人材の育成が急務であるという認識があります。
💡牽引役は大学と民間・NGO
ネパールでSTEAM教育を推進する大きな力となっているのが、カトマンズ大学(Kathmandu University: KU)などの高等教育機関です。
教員育成プログラム: カトマンズ大学教育学部にはSTEAM教育学科が設置され、現職および将来の教員を対象とした修士(M.Ed.)やMPhilなどの学位プログラムを提供しています。これは、STEAM教育の理念や実践方法を理解し、現場で指導できる専門人材を育成するための重要な土台となっています。
カリキュラム改革: こうした大学や専門家の協力のもと、ネパール政府の教育機関は、初等教育(グレード1〜3)のカリキュラムを統合的なものへと改定し、STEAMの考え方を組み込もうとしています。言語、数学、創造芸術、社会科、地域ニーズに基づく教育などを統合することで、科目間の繋がりを意識した学びを目指しています。
また、Karkhanaのような民間の教育ベンチャーや、Plan International Nepal、Impact Hub Kathmandu / Fablab Nepalなどの国内外のNGO/NPOが、学校と連携したり、メイカースペース(Makerspaces)やSTEAMチャレンジプログラムなどを提供したりすることで、子どもたちにハンズオン(体験型)の学習機会を提供しています。特に、低所得層の家庭の女子生徒へのSTEAM教育機会の提供に力を入れているプロジェクトもあります。
🏫私立学校における先進的な導入
教育水準の高い私立学校の一部では、STEAM教育を積極的にカリキュラムに取り入れ、「知識の習得」だけでなく「思考し、創造すること」に焦点を当てた教育を実践し始めています。彼らは、批判的思考力や問題解決能力を育むSTEAM教育が、今日の就職市場で求められるスキルを持つ人材を育むと考えています。
🚧ネパールのSTEAM教育が直面する課題
しかし、ネパールのSTEAM教育の普及には、この国特有の、あるいは途上国に共通するいくつかの大きな壁が存在します。
1. 意識と慣行の壁
伝統的な教育観が根強く、教育関係者や保護者の中には、「暗記」と「試験の点数」を重視する従来の教育観から脱却できていない人も多くいます。STEAM教育が目指す「プロセス重視」「失敗からの学び」「創造性」といった要素への理解や意識改革が必要です。
2. 教員の準備不足と意識の低さ
STEAM教育は、科目横断的な知識と、それを実践的な活動に落とし込むための指導スキルを教員に求めます。しかし、地方の学校を中心に、教員がSTEAMの理念や指導法について十分な研修を受けていないケースが多く、カリキュラムの変更に対応できていないという課題があります。結果として、先進的な取り組みはカトマンズなどの都市部に偏りがちです。
3. 資源とインフラの不足
STEAM教育、特に技術(Technology)や工学(Engineering)の要素を導入するには、実験器具、コンピューター、インターネット接続、そしてメイカースペースといった物理的なリソースが不可欠です。しかし、多くの公立学校や地方の学校では、これらのインフラや教材が極めて不足しています。高価な機材がなくても、身近な材料(紙コップなど)を活用した低コストな活動でSTEAMの概念を教える試みもありますが、持続的な普及のためには財政的な支援が必要です。
4. 教育格差の問題
ネパールでは、貧困層やダリット(不可触民)などの社会的弱者の子どもたちが、依然として教育の機会そのものを奪われがちな状況があります。また、公立学校と私立学校の教育水準には大きな差があり、先進的なSTEAM教育は富裕層が通う私立学校から広がりやすい傾向があります。STEAM教育を真に普及させるには、既存の教育格差をさらに広げないような、**公平性(Equity)**を重視したアプローチが求められます。
✨未来への展望:ネパールの子どもたちの可能性
課題は山積みですが、ネパールのSTEAM教育は大きな可能性を秘めています。
💡「A」がもたらす独自性
ネパールのSTEAM教育において、Arts(芸術・文化)の要素は特に重要です。この国の豊かな文化、伝統芸術、手工芸などを教育に取り込むことで、子どもたちはアイデンティティと創造性を結びつけることができます。工学的な課題を解決する際に、芸術的なデザインや地域の文化を取り入れることは、ネパール独自のイノベーションを生み出す土壌となるでしょう。
🤝官民・国際的な連携
政府、カトマンズ大学のような学術機関、そして国内外のNGOや民間企業が連携し、低コストで持続可能な教員研修プログラムや、教材開発を進めることが、普及のカギとなります。特に、地域コミュニティが学校と協力してSTEAM活動を支援する地域密着型のアプローチが重要です。
ネパールの子どもたちは、困難な環境の中でも好奇心と学習意欲を失っていません。彼らがSTEAM教育を通じて、**「読み書き」の基礎学力だけでなく、「世界を変えるための知恵とスキル」**を身につけることができれば、それはネパールの経済、社会、そして未来にとって計り知れない財産となるはずです。
ヒマラヤの麓で、困難を乗り越えようと立ち上がったネパールのSTEAM教育。この取り組みが、すべての子どもたちに届き、彼らの秘めたる可能性を開花させる日を楽しみに見守りたいと思います。
日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります。
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています。
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