「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育⑭サウジアラビアにおけるSTEAM教育の現状』です!
なぜ今、モンゴルのSTEAM教育に注目すべきなのか?
皆さん、モンゴルと聞いて何を思い浮かべますか?壮大な草原、青い空、そして力強く生きる遊牧民の姿でしょうか。しかし、この内陸国は今、静かながらも確実な教育の変革期を迎えています。その中心にあるのが、STEAM教育です。
STEAM(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics)教育は、世界中で次世代のイノベーターを育成するための必須科目として認識されています。モンゴルは、伝統的な知恵と現代的な技術を融合させ、未来を担う子どもたちの創造力と問題解決能力を育むために、この教育モデルを国家戦略として取り入れ始めているのです。
かつての社会主義時代を経て、急速な民主化と市場経済への移行を経験したモンゴルは、鉱物資源開発を軸に経済成長を遂げていますが、持続可能な発展のためには「人財」の育成が不可欠です。特に、ITやエンジニアリング分野での国際競争力を高めるため、幼少期からの科学的・論理的思考の訓練に力を入れています。
本記事では、モンゴルの子ども向けSTEAM教育がどのような課題に直面し、いかにしてそれを乗り越え、そして未来に向けてどのような素晴らしい取り組みを展開しているのかを、詳しくご紹介します。
現状と課題:広大な大地がもたらす教育格差
モンゴルのSTEAM教育の現状を語る上で、まず認識しなければならないのが、その地理的・社会的な特性から生じる大きな格差です。
1. 首都と地方のデジタルデバイド
モンゴルの人口の約半分が首都ウランバートルに集中しています。ウランバートルでは、私立のSTEAM専門学校やプログラミング教室が活発に運営されており、高性能なコンピューター、ロボット教材、高速インターネット環境が整っています。富裕層や中間層の子どもたちは、国際的なロボットコンテストやコーディング大会に参加する機会にも恵まれています。
しかし、一歩地方(アイマグ)に出ると状況は一変します。
インフラの不足: 多くの地方の学校では、十分な数のコンピューターがない、インターネット接続が不安定、あるいは古い設備しか利用できないといった問題に直面しています。
電力・暖房問題: 特に冬場の厳しい寒さの中で、安定した電力供給と暖房の維持は、高価な機材を扱うSTEAM教育の大きな障壁となります。
遊牧民の子どもたち: 移動式住居であるゲルで暮らす遊牧民の子どもたちにとって、通学や継続的な学習環境の確保自体が大きな課題です。サテライトスクールや移動教室といった革新的なアプローチが試みられていますが、普遍的な普及には至っていません。
2. 教員育成の緊急性
最も深刻な課題の一つが、STEAM教育を指導できる教員の不足です。
伝統的な教育を受けてきた多くの教師は、新たな教育手法である「体験型学習」「プロジェクトベース学習(PBL)」に不慣れです。最新のロボット工学やプログラミング言語について、指導する知識やスキルが不足しているため、せっかく導入された教材が十分に活用されていないケースも散見されます。
国家レベルでの集中的な教員研修プログラムが実施されていますが、その質と量を確保し、広大な国土に存在するすべての学校に公平に届けることは、依然として大きな挑戦です。
3. 資金調達と持続可能性
STEAM教材は一般的に高価です。モンゴル政府は教育予算を増額していますが、地方のすべての学校に最新の設備を導入し続けるだけの財政的余裕はありません。そのため、国際機関(JICA、ADBなど)や外国政府、そして民間企業からの支援が不可欠な状況です。支援が途切れた後の、教育プログラムの持続可能性の確保も重要な論点となっています。
成功事例と革新的な取り組み:草原を照らす希望の光
困難な状況の中にも、モンゴルの人々は伝統的な「知恵」と「粘り強さ」をもって、教育の革新に取り組んでいます。いくつかの注目すべき取り組みを見ていきましょう。
1. ロボット教育ブームと国際舞台での活躍
モンゴルの子どもたちの間では、特にロボット工学への関心が高まっています。これは、日本や韓国などからの支援を受けて、学校や非営利団体が主催するロボット教室やワークショップが普及しているためです。
LEGO MindstormsやArduinoといったオープンソースのプラットフォームを活用した学習が盛んに行われています。
モンゴルの学生たちは、WRO(World Robot Olympiad)などの国際大会に積極的に参加し、優秀な成績を収めています。これは、彼らの論理的思考力とエンジニアリングスキルが世界レベルに達していることを示しており、国内のSTEAM教育への大きなモチベーションとなっています。
2. 遊牧文化と融合したSTEAM教材
モンゴルのSTEAM教育のユニークな点は、単に欧米の教材を輸入するのではなく、自国の文化や環境に即した内容を取り入れていることです。
ゲルの設計: 伝統的な移動式住居「ゲル」の建築構造を工学(Engineering)の視点から分析する。円形ドームの耐風性や断熱性を科学(Science)的に理解するプロジェクト。
家畜の管理: 家畜の健康管理や放牧ルートの最適化を、ドローンやセンサー技術(Technology)を使って行い、データ解析(Mathematics)を通じて効率化するプログラム。
伝統美術と幾何学: モンゴルの伝統的な模様(ウルス)や書道(モンゴル文字)の幾何学的な美しさを芸術(Arts)の要素として学び、それをデジタルデザインに応用する試み。
このように、子どもたちが身近な生活や文化を通して、「なぜ学ぶのか」を実感できるカリキュラムが開発され始めています。
3. ICTを活用した遠隔教育の拡充
広大な国土を持つモンゴルでは、ICT(情報通信技術)こそが格差を埋める鍵となります。
教育ポータルサイト: 政府や民間が協力して、質の高い授業動画、デジタル教材、オンラインドリルなどを提供するプラットフォームを構築しています。これにより、地方の学校でも、都市部の優秀な教師の授業を受けることが可能になりました。
移動式コンピューター教室: 特定の企業やNGOは、遊牧民の居住地域を巡回するバスを改装した「移動式コンピューター教室」を運営しています。太陽光発電などを活用し、インフラのない場所でも短期集中型のIT教育を提供しています。
結論:STEAM教育が築くモンゴルの輝かしい未来
モンゴルの子ども向けSTEAM教育は、まだ発展途上にありますが、その潜在能力は計り知れません。遊牧民の知恵、自然との調和、そして国際的な舞台での成功体験が、新しい教育の土台となっています。
**モンゴルの子どもたちは、もともと「科学者」としての素質を持っています。**厳しい自然環境で生き抜くために、彼らは常に天候を予測し、地形を読み、家畜の行動パターンを分析する、高度な「サバイバル・サイエンス」と「環境工学」を経験から学んでいます。
STEAM教育は、この伝統的な知恵と現代の技術を組み合わせるための「言語」を提供するものです。草原の自由な発想と、都市の最先端技術が融合することで、モンゴル独自のイノベーションが生まれる日も近いでしょう。
補足:教育現場の声
ウランバートルの教師:
「以前は知識を詰め込む教育でしたが、今は子どもたちが自分たちで『問い』を見つけ、試行錯誤する楽しさを教えるようになりました。授業中、目を輝かせながらロボットのバグを直そうとする彼らの姿を見ると、未来への希望を感じます。」
地方の生徒:
「私たちの学校にはコンピューターが少ないけれど、オンライン教材で都市の授業が見られるようになりました。いつか、自分の作ったアプリで、お父さんの羊の数を数える手伝いをしたいです。」
読者の皆様へ:モンゴルの教育を応援する一つの視点
もしあなたが教育関係者や企業の方であれば、モンゴルのSTEAM教育への支援は、単なる慈善活動以上の意味を持ちます。それは、アジアの内陸部に位置する、若く活気に満ちた国との未来のパートナーシップを築くことにつながります。彼らの独自の視点と問題解決能力は、きっと世界に新しい価値をもたらすでしょう。
日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります。
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています。
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