「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育⑲ミャンマーにおけるSTEAM教育の現状』です!
ミャンマーにおけるSTEAM教育の挑戦と希望:未来を担う人材育成の最前線
近年、グローバルな競争力を高めるため、世界中でSTEAM教育(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics:科学、技術、工学、芸術、数学)への関心が高まっています。この教育アプローチは、知識の習得だけでなく、問題解決能力、批判的思考力、創造性といった21世紀に必要なスキルを統合的に育むことを目指しています。
東南アジアに位置するミャンマーにおいても、このSTEAM教育は国の未来を左右する重要な鍵として認識されつつありますが、その道のりは決して平坦ではありません。政治的な不安定さや経済的な課題、そして地方と都市部の格差といった複合的な要因が、教育現場に大きな影を落としています。この記事では、ミャンマーにおけるSTEAM教育の現状、課題、そしてそこに見える希望の光について、詳しく掘り下げていきます。
1. ミャンマーにおける教育全体の現状:基盤の脆弱性
ミャンマーの教育システムは、長年の軍事政権下で十分な投資が行われず、全体的に基盤が脆弱であるという課題を抱えています。
教育の質の低下と格差
2021年の政変以降、多くの教員や学生が市民不服従運動(CDM)に参加し、公立学校の機能が大きく低下しました。これにより、教育の質はさらに悪化し、特に地方の貧困層の子どもたちの学習機会が著しく制限されています。
公立学校の課題:
一斉授業形式の主流: 個々の生徒のペースに合わせた教育が難しく、落ちこぼれが生じやすい状況です。
基礎教育の不足: 地方出身の子どもたちの中には、公用語であるビルマ語の読み書きに苦労する者も多く、進学や就職の選択肢が狭まっています。
インフラの不足: 地方では、学校施設、教材、そして電力やインターネット接続といった基本的なインフラが不足しており、特に技術や科学を重視するSTEAM教育の実施は極めて困難です。()
独立系・少数民族系学校の役割
公立学校の機能不全を背景に、独立系学校や少数民族系の学校が教育の受け皿として重要な役割を果たしています。これらの学校は、生徒や教師が困難な生活環境(例えば、インフラが未整備の場所へのキャンパス移転など)に耐えながら、質の高い教育を提供しようと努力していますが、資金不足や政治的な圧力といった厳しい制約の下にあります。
2. STEAM教育の導入と現状:都市部を中心とした動き
このような厳しい状況下でも、STEAM教育の必要性に対する認識は、特に都市部の教育関係者やNGO、そして一部の裕福な家庭で高まっています。
限られた導入事例
STEAM教育の具体的な取り組みは、主に以下の場所で見られます。
インターナショナルスクール/私立学校: 都市部のインターナショナルスクールや一部の私立学校では、海外のカリキュラムを取り入れ、プログラミング、ロボティクス、実験科学などのSTEAM関連科目を積極的に導入しています。
NGO/社会貢献団体: 教育支援を行う国内外のNGOや社会貢献団体が、地方や貧困地域の子どもたちを対象に、STEAM関連のワークショップや短期コースを提供しています。例えば、基本的なデジタルリテラシーやコーディングの初歩を教える活動などが行われています。
大学/高等教育機関: 工学系やIT系の高等教育機関では、国の発展に必要な技術者を育成するため、カリキュラムにSTEM要素を強化しようとする動きがありますが、設備投資の遅れや優秀な教員の不足が大きな足かせとなっています。
特徴:テクノロジーの導入への意欲
ミャンマーの若者は、一般的に新しいテクノロジーやスマートフォンに対する関心が高く、学習意欲も高い傾向にあります。この意欲は、適切に方向付けられれば、STEAM教育を推進する大きなエネルギー源となります。しかし、実際に必要なコンピューターサイエンスや応用科学の知識・スキルを習得する機会は、依然として限られています。
3. ミャンマーにおけるSTEAM教育の主な課題
ミャンマーでSTEAM教育を広く普及させるためには、乗り越えるべきいくつかの大きな壁があります。
🚧 課題1:インフラと資源の不足
最も根本的な問題は、教育インフラの不足です。
電力・インターネットの不安定さ: 地方だけでなく、一部の都市部でも電力供給やインターネット接続が不安定または存在しないため、デジタル技術を核とするテクノロジー教育の実施が不可能です。
専門的な教材と設備: 科学実験機器、コンピューター、3Dプリンター、ロボットキットなど、STEAM教育に不可欠な高価な教材や設備が圧倒的に不足しています。
資金の制約: 教育予算が限られており、設備投資や教員研修に十分な資金が回されていません。
課題2:教員の専門性と研修機会
STEAM教育は、従来の暗記中心の教育とは異なり、探究ベースやプロジェクトベースの指導法を必要とします。
指導スキルの不足: 既存の教員は、これらの新しい指導法に関する専門的なトレーニングを受ける機会が乏しく、特に工学(Engineering)や芸術(Arts)を科学・数学と統合して教えるスキルが不足しています。
教員流出: 政変後の不安定な情勢や低い給与水準により、優秀な教員が教育現場を離れる「頭脳流出」が深刻化しています。
課題3:教育政策と政治的安定性
教育政策が政治情勢に大きく左右される点も、安定した教育システムの構築を阻んでいます。
政策の不安定さ: 長期的な視点に基づいた一貫したSTEAM教育の国家戦略やカリキュラム開発が、政治的な混乱により停滞しています。
安全保障上の懸念: 一部の地域では、学校の安全が確保されていないため、授業の継続自体が困難であり、STEAMのような発展的な教育どころではない状況です。
4. 希望の光:国際協力と若者のレジリエンス
厳しい現状の中でも、ミャンマーのSTEAM教育には希望の兆しが見えます。
国際的な支援と連携
開発援助: 日本を含む国際的な開発援助機関やNGOは、ミャンマーの教育機関に対し、技術支援や教員研修プログラム、そして教材の提供を通じてSTEAM教育の導入を支援し続けています。
オンラインリソースの活用: インターネットが利用可能な都市部では、無料のオンライン教育プラットフォームやMOOCs(大規模公開オンライン講座)を活用し、独学でプログラミングやITスキルを学ぶ若者が増えています。
若者のレジリエンスと起業家精神
ミャンマーの若者は、困難な状況下でも自立心とレジリエンス(精神的回復力)を発揮しています。特にIT分野では、独学でスキルを磨き、小規模なスタートアップを立ち上げようとする動きも見られます。この起業家精神は、STEAM教育が目指す「自ら問題を定義し、解決する力」と強く結びついています。彼らは、限られた資源の中で、科学的・技術的な知識を応用して、社会の課題を解決するイノベーターとなる可能性を秘めています。
結び:未来への投資としてのSTEAM教育
ミャンマーにおけるSTEAM教育は、まだ発展の初期段階にあり、多くの課題に直面しています。しかし、この国が抱える様々な問題を解決し、持続可能な発展を遂げるためには、未来を担う子どもたちに科学的思考と技術的スキル、そして創造性を与えるSTEAM教育への投資が不可欠です。
国際社会の継続的な支援と、ミャンマーの教育関係者や若者自身の強い意志が組み合わさることで、いずれはすべてのミャンマーの子どもたちが、質の高いSTEAM教育を受けられる未来が訪れるでしょう。これは、「教育による社会変革」という壮大なプロジェクトの最前線なのです。
日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります。
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています。
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