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アジア諸国のSTEAM教育㉓キルギスにおけるSTEAM教育の現状

「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。

本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育㉓キルギスにおけるSTEAM教育の現状』です!

中央アジアの「天空の国」キルギス。国土の9割が山岳地帯という厳しい地理的条件にありながら、この国はいま、国家の存亡をかけて「STEAM教育」への大胆な舵取りを行っています。

かつてのシルクロードの中継地は、いまやデジタルの道を切り拓こうとしています。本記事では、キルギスにおける子ども向けSTEAM教育の現状と、高地ならではのユニークな工夫、そして野心的な国策について詳しく解説します。

1. キルギスがSTEAMに命をかける理由:国策「アルティン・カズィク(北極星)」

キルギス政府は2024年から2025年にかけて、教育制度の歴史的な大改革を断行しています。その象徴が、国家プロジェクト「アルティン・カズィク(Altyn Kazyk / 北極星)」です。

12年制教育への移行とSTEMの強化

これまでキルギスは旧ソ連式の11年制教育を維持してきましたが、これを世界標準の12年制へと移行させています。単に期間を延ばすだけでなく、その中核に据えられているのが「STEM(科学・技術・工学・数学)」分野の抜本的強化です。

  • 国際標準の教科書導入: シンガポールなどの教育先進国のモデルを参考に、STEM科目の教科書を刷新。

  • デジタル・トランスフォーメーション: 全国の学校に高速インターネットを敷設し、プログラミング教育を必修化する動きを加速させています。

政府がここまでSTEAMを重視するのは、内陸国かつ資源に乏しいキルギスにとって、「人的資源(IT人材)」こそが唯一の持続可能な輸出産業になると確信しているからです。

2. 現場の現状:官民一体で進む「草の根」の熱狂

首都ビシュケクを中心に、STEAM教育の現場は驚くほどの熱気に包まれています。

女子生徒へのエンパワーメント

特筆すべきは、UNICEF(ユニセフ)などと連携した「Girls in STEM」プロジェクトです。伝統的なジェンダー観が残る地域もありながら、キルギスでは現在、数万人の女子中高生がプログラミングやロボット工学を学んでいます。

民間ロボットスクールの台頭

都市部では「LEGO Mindstorms」や「Arduino」を使った民間のロボット教室が急増しています。週末になると、小学生たちが自作のロボットを動かし、プログラムのバグを修正する姿が日常的な光景となりつつあります。

3. 「高地の国」ならではの工夫と課題

キルギスの教育において最大の壁は、標高3,000メートルを超えるような「へき地」の学校にどう教育を届けるかという点です。ここで、この国ならではのユニークな工夫が見られます。

「天空のネット」と衛星通信の活用

物理的な回線を引くことが困難な山岳地帯では、Starlink(スターリンク)などの衛星通信の導入が検討・実施されています。これにより、山奥の村に住む子どもたちが、首都のトップ講師によるプログラミングの授業をオンラインでリアルタイムに受けることが可能になりました。

「シチズン・サイエンス(市民科学)」としてのSTEAM

高地の脆弱な生態系を守るため、理科の授業を教室の中に閉じ込めない工夫もなされています。

  • 水質調査プロジェクト: ナリン州などの山岳地帯では、生徒たちが地元の河川のデータを計測し、アプリで共有する「市民科学」的なアプローチがとられています。

  • 自作顕微鏡の活用: 予算が限られる地方校では、身近な材料やスマートフォンのレンズを利用して安価な顕微鏡を自作し、高山植物の観察を行うといった、ハッカー精神に近い「工夫する力」が養われています。

4. 課題:教師の育成と「質の格差」

もちろん、課題も山積みです。

  • 教員の質: カリキュラムを新しくしても、それを教えられる教員が圧倒的に不足しています。特に地方では、年配の教師が最新のプログラミングやエンジニアリングを教えることに苦労しています。

  • デジタル・デバイド: ネット環境は改善されつつありますが、家庭でPCを所有できる層とそうでない層の格差は依然として存在します。

5. まとめ:シルクロードの拠点は「ITのハブ」へ

キルギスのSTEAM教育は、単なる流行ではなく、「山に囲まれた孤立」を「デジタルによる開放」へと変えるための生存戦略です。

厳しい自然環境にあるからこそ、限られた資源をどう活用するかという「エンジニアリング思考」が、キルギスの子どもたちの血肉となっています。数年後、中央アジアの山々から世界を驚かせるITエンジニアや科学者が次々と誕生する日は、そう遠くないかもしれません。

日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。

お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。

ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。

当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています

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