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アジア諸国のSTEAM教育㉖トルクメニスタンにおけるSTEAM教育の現状

「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。

本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育㉖トルクメニスタンにおけるSTEAM教育の現状』です!

トルクメニスタン。中央アジアの「神秘の国」として知られるこの国がいま、国家の命運をかけて取り組んでいるのが「子ども向けのSTEAM教育」です。

かつてのソ連流「詰め込み・理論重視」の教育から脱却し、デジタル時代の最先端を走ろうとする同国のダイナミックな変革。本記事では、2026年現在の最新状況に基づき、トルクメニスタンのSTEAM教育の現状と、その背景にある壮大な国策について徹底解説します。

1. トルクメニスタンがSTEAM教育に注力する背景:脱・資源依存への挑戦

トルクメニスタンは世界第4位の天然ガス埋蔵量を誇ります。しかし、現在のセルダル・ベルディムハメドフ政権は、資源価格に左右されない「強固な知識経済」の構築を最優先課題に掲げています。

そこで導入されたのが、STEAM教育(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics)です。単なる理数系教育(STEM)に「Arts(芸術・リベラルアーツ)」を加えることで、創造性と批判的思考(クリティカルシンキング)を養い、次世代のイノベーターを育成しようとしています。

国家戦略としての「デジタル化」

トルクメニスタン政府は「2019-2025年デジタル教育システム発展コンセプト」を完遂し、現在はさらに踏み込んだ「2028年までの一般教育改善コンセプト」に基づき、教育の質的向上を図っています。

2. 旧ソ連時代からの「決別」と「進化」:何が変わったのか?

トルクメニスタンの教育を語る上で、旧ソ連時代との比較は欠かせません。この30年で、学びの風景は劇的に変化しました。

① 「受動的学習」から「能動的・プロジェクト型学習」へ

ソ連時代は、教師が教壇に立ち、学生がひたすら暗記する「教科書至上主義」でした。

現在のSTEAM教育では、プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)が主流です。生徒たちは自ら課題を見つけ、ロボットを組み立てたり、プログラミングで社会問題を解決するシミュレーションを行ったりします。

② デジタル・インフラの劇的な普及

ソ連時代、コンピューターは一部のエリートのみが触れるものでした。現在、トルクメニスタンでは小学1年生の入学祝いに国産のラップトップPCやタブレットが国から無償提供されます。この「1人1台端末」の早すぎる実現は、世界的に見ても稀なケースです。

③ 言語とグローバル化

かつてはロシア語が「知識への窓」でしたが、現在はトルクメニスタン語を基盤としつつ、英語によるIT・科学教育が強化されています。世界標準の技術に直接アクセスできる人材を育てることが国策となっています。

3. トルクメニスタン流・STEAM教育の「3つの工夫」

国を挙げて取り組んでいる具体的な工夫を見ていきましょう。

1. 「スマートシティ・アルカダグ」を実験場に

2023年に開都した新都市「アルカダグ(Arkadag)」は、国全体のSTEAM教育のショーケースとなっています。ここには最新鋭のロボット工学クラブや、ITに特化した専門学校が集結しています。

都市全体がスマート化されているため、子どもたちは「技術がどう社会を支えているか」を日常の中で学び、実習に活かすことができます。

2. 低年齢層(幼児教育)からの導入

トルクメニスタンがユニークなのは、STEAMの要素を幼稚園(就学前教育)から導入している点です。

  • 知育玩具としてのプログラミング: 文字を読む前から、タイルを組み合わせてキャラを動かすような「アンプラグド・プログラミング」を導入。

  • UNICEFとの連携: 早期児童発達センター(ECD)を各地に設置し、遊びの中に科学的思考を取り入れています。

3. 「健康×デジタル」の融合:Immune Patrol

2025年、WHO(世界保健機関)と協力して導入されたデジタル教育プラットフォーム「Immune Patrol(免疫パトロール)」は象徴的な事例です。

これは、ゲームを通じて「免疫学」や「公衆衛生」を学ぶSTEAMプログラムです。デジタル技術(T)を活用し、科学(S)を楽しく学ぶこの試みは、全国の学校で展開されています。

4. すでに現れている驚きの「実績」

教育改革の成果は、すでに国際舞台で数字として現れています。

国際オリンピックでのメダルラッシュ

トルクメニスタンの小中高生は、近年、数学・IT・物理の国際オリンピックで目覚ましい成果を上げています。2024年だけでも、国際大会でのメダル獲得数は1,500個を超えました。これは、従来の「暗記型」ではなく、STEAM教育が養う「応用力」が世界レベルに達している証拠です。

国産ソフトウェア・ハードウェアの台頭

教育の現場で使われるタブレットや、学習管理システム(LMS)の多くが、トルクメニスタン国内のエンジニア(教育改革の第1世代)によって開発されています。「自分たちの学ぶ道具を自分たちで作る」というサイクルが生まれ始めています。

5. 課題と今後の展望:2026年以降のロードマップ

もちろん、すべてが順風満帆なわけではありません。

  • 地域格差の解消: 首都アシガバートやアルカダグ市と、地方の農村部では、依然として最新デバイスの活用度に差があります。政府は現在、地方への「モバイルSTEAM教室」の派遣を強化しています。

  • 教員の質的転換: 教師自身がSTEAMに慣れるための再教育が急務であり、国立教育研究所では、AIを活用した教員支援システムの導入が進んでいます。

結び:中央アジアのデジタル・ライオンへ

トルクメニスタンにおけるSTEAM教育は、単なる一教育プログラムではありません。それは、旧ソ連の遺産を大切にしつつも、「自国独自の力で未来を切り拓く」という強い国家意志の表明です。

白い大理石の街並みに、最新のタブレットを抱えた子どもたちが歩く姿。その光景は、10年後のトルクメニスタンが「中央アジアのITハブ」として君臨する未来を予感させます。

日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。すでにその兆候は表れています!
それも現実味を帯びてきています。

お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。

ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。

当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています

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