「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育㉗アフガニスタンにおけるSTEAM教育の現状』です!
アフガニスタンにおける子ども向けのSTEAM教育は、今、歴史的な転換点と極めて困難な課題の渦中にあります。2021年の政権交代以降、教育システムは大きく変容しましたが、その中で「科学技術」への注力は、国策としての重要課題と、現実的な制約という二面性を持って進められています。
2026年現在の状況を踏まえ、アフガニスタンのSTEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学)の現状と国策、そして現場の工夫について詳しく解説します。
1. アフガニスタン教育の現在地:国策としての「実学へのシフト」
現在のアフガニスタン暫定政権(DFA)は、教育政策において大きな方針転換を行っています。それは、「社会科学・人文学の縮小」と「理数系・実用技術教育の強化」です。
国策の柱:科学技術の優先
2025年に発表された「アフガニスタン開発戦略」および教育指針では、以下の動きが顕著です。
カリキュラムの再編: 政治学や一部の芸術、人権関連の科目が削減される一方で、STEM(科学・技術・工学・数学)および実用的な技術教育への授業時間の割り当てが増加しました。
職業訓練(TVET)の拡大: 経済自立を目的として、技術・職業教育訓練(TVET)への投資が強化されています。実際、男子のTVETへの入学率は、2019年から2024年の間に約32%増加しました。
「自立」のための科学: 国の再建に必要なインフラ、農業技術、エネルギー分野での専門人材を育成するため、初等教育から理数系科目の基礎を重視する方針が掲げられています。
2. 深刻な教育格差と「女子教育」の障壁
STEAM教育を語る上で避けて通れないのが、性別による教育機会の圧倒的な格差です。
閉ざされた中等・高等教育
現在、アフガニスタンは世界で唯一、12歳以上の女子が学校に通うことを禁止している国です。
失われた理系人材: かつてアフガニスタンには「女子ロボットチーム」のような象徴的な存在がありましたが、現在は女子が科学技術の高等教育を受ける道は、公的には閉ざされています。
初等教育への影響: 12歳以下の女子には教育が許可されていますが、女性教師の不足や貧困により、初等教育の就学率自体も低下傾向にあります。
男子の教育状況
男子についても、順風満帆ではありません。経済困窮による中退や、教育の質の低下が深刻です。ユネスコの2025年の報告によれば、10歳児の約90%が簡単な文章を読めないという「学習貧困」の状態にあり、STEAM教育の基礎となる読み書き・計算能力(Foundational Literacy and Numeracy)が危機に瀕しています。
3. 現場での創意工夫と実績
厳しい制約の中で、STEAM教育を止めないための独自の工夫がいくつか生まれています。
① コミュニティを基盤とした教育(CBE)
公立学校へのアクセスが困難な遠隔地では、ユニセフやNGOが支援する「コミュニティ・ベース・エデュケーション(CBE)」が重要な役割を果たしています。
工夫: 民家などを教室として利用し、地元の人材を講師として活用。教科書が不足する中で、身近な材料を使った実験(ペットボトルでの水圧実験など)を取り入れる工夫が見られます。
実績: 2024年から2025年にかけて、数万人規模の子供たちがCBEを通じて、基礎的な理数系教育を受けています。
② EdTech(教育テクノロジー)と地下教育
公式な学校に通えない女子や、質の高い教育を受けたい子供たちのために、デジタル技術を活用した学びが広がっています。
ラジオとテレビ: インターネット環境が不安定なため、ラジオ放送による科学講座が重要な学習ソースとなっています。
オンライン・プラットフォーム: 秘密裏、あるいは公認の範囲内で、海外のアフガン人コミュニティや国際組織が提供するオンラインのSTEMプログラムを受講するケースが増えています。
実績: 一部の女子生徒は、自宅でコーディングやデジタルグラフィックを学び、オンラインで海外のコンテストに参加するといった「静かな抵抗と挑戦」を続けています。
③ イスラム教育と科学の融合
暫定政権下では、数千の宗教学校(マドラサ)が新設されました。国策として、これらのマドラサにおいても「宗教的な枠組みの中での科学技術教育」を導入する試みが始まっています。
狙い: 宗教指導者層に科学的知識を持たせることで、国の近代化を図るという独自のハイブリッドモデルを模索しています。
4. STEAM教育における「A(Art)」の変容
STEAMの「A(芸術・リベラルアーツ)」については、現在のアフガニスタンで最も解釈が難しい部分です。
従来の美術や音楽は制限されていますが、「建築設計」「カリグラフィー(書道)」「デザイン」といった、実用的、あるいは文化的価値が認められる分野に「A」がシフトしています。
実学としてのデザイン: エンジニアリングに必要な製図や、デジタルツールを使ったデザインは、経済発展に直結するスキルとして、一部で許容・推奨されています。
5. 今後の展望と課題
アフガニスタンのSTEAM教育は、今まさに「サバイバル」の段階にあります。
| 課題項目 | 現状の詳細 |
| 教員不足 | 熟練した理数系教師の多くが国外へ流出。指導者の質が最大のボトルネック。 |
| 教材・設備の欠如 | 多くの学校で水道や電気がなく、PC教室や実験室の整備は都市部に限定される。 |
| 教育の分断 | 女子中等教育の禁止が続けば、将来的に女性の医師やエンジニアがゼロになる危機。 |
解決への一石:国際社会の関わり
国際社会は、政権を承認しない一方で、教育支援(特に理数系や基礎教育)については「人道支援」の枠組みで継続しています。この「非政治的な分野での技術支援」が、アフガニスタンの子供たちが世界の科学技術から完全に取り残されないための唯一の絆となっています。
まとめ
アフガニスタンにおけるSTEAM教育は、国の「自立と近代化」という強い国策的な意図がある一方で、深刻な人権制限と経済崩壊という矛盾の中にあります。
しかし、現場の子供たちは、限られた資源の中で科学への好奇心を失っていません。廃材を使って動くおもちゃを作る少年、秘密裏にプログラミングを学ぶ少女。彼らの「学びたい」という意志こそが、この国のSTEAM教育の真の実績であり、未来への希望です。
日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。すでにその兆候は表れています!
それも現実味を帯びてきています。
お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります。
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。
ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。
当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています。
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