「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『アジア諸国のSTEAM教育㉙アゼルバイジャンにおけるSTEAM教育の現状』です!今回でアジア諸国のSTEAM教育シリーズは最終回になります!
カスピ海の真珠と呼ばれるアゼルバイジャン。かつての旧ソ連の一員として重厚な科学教育の伝統を持ちながら、現在は「石油資源への依存脱却」と「デジタル経済への移行」を掲げ、驚くべきスピードで教育の近代化を進めています。
その象徴が、国を挙げて推進されている「STEAM Azerbaijan」プロジェクトです。本記事では、アゼルバイジャンの子ども向けSTEAM教育の現状、旧ソ連時代からの劇的な変化、そして日本が学ぶべき優れた点について、徹底解説します。
1. アゼルバイジャンが「STEAM教育」に国家の命運を賭ける理由
アゼルバイジャンのSTEAM教育は、単なる「流行りの習い事」ではありません。それは、イルハム・アリエフ大統領とメフリバン・アリエヴァ第一副大統領が直接主導する「国家戦略」です。
石油の次を見据えた「人間資本」への投資
アゼルバイジャンは豊富な石油・天然ガス資源を持つ資源国ですが、政府は「ポスト・オイル」時代を見据えています。物理的な資源はいずれ枯渇しますが、高度な教育を受けた「人間」という資源は永続的な富を生む。この確信に基づき、2019年から「STEAM Azerbaijan」プロジェクトが本格始動しました。
国家プロジェクトとしての規模
現在、このプロジェクトは国内の約400の公立学校に導入され、25万人以上の子どもたち(小学4年生から中学・高校生まで)が日常的にSTEAMカリキュラムを受けています。さらに、全国に20カ所以上の専用施設「STEAMセンター」が設置され、最新の機材が一般の生徒に無料で開放されています。
2. 旧ソ連時代からの「決別」と「継承」
アゼルバイジャンの教育を理解する上で、旧ソ連時代との比較は欠かせません。彼らは過去の強みを活かしつつ、決定的な弱点を最新のSTEAM教育で塗り替えようとしています。
旧ソ連時代の強み:数学・科学の圧倒的基礎
旧ソ連の教育システムは、数学、物理、化学といった理数系科目において、世界でも類を見ないほど厳格で高度なカリキュラムを誇っていました。アゼルバイジャンにもこの「理数系へのリスペクト」は根強く残っており、基礎学力の土壌は非常に肥沃です。
旧ソ連時代の弱点:受動的な「詰め込み」
一方で、ソ連時代の教育は「正解のある問題をいかに速く解くか」という暗記・定型型に偏っていました。批判的思考(クリティカルシンキング)や、異なる分野を掛け合わせる創造性は二の次とされていたのです。
現代のSTEAM教育:プロジェクトベース(PBL)への転換
現在のSTEAMプロジェクトが旧ソ連時代と大きく異なる点は、「知識の暗記」から「問題解決のための活用」へのシフトです。
統合教育: 物理、数学、アートをバラバラに学ぶのではなく、例えば「ドローンを自作して飛ばす」という一つのプロジェクトの中で、空気抵抗(理科)、プログラミング(技術)、設計図(数学)、デザイン(芸術)を同時に学びます。
対話と試行錯誤: 「先生が教え、生徒が書き写す」スタイルを廃し、生徒同士がチームを組み、何度も失敗しながらプロトタイプを作るプロセスを重視しています。
3. アゼルバイジャン独自の工夫と驚きの実績
国策として進める中で、アゼルバイジャンは「単に海外の教育を輸入する」のではなく、自国に最適化された独自の工夫を凝らしています。
① 「STEAMイノベーションセンター」の圧倒的スケール
首都バクーにある「STEAMイノベーションセンター」は、もはや学校の域を超えたハイテクパークです。
航空宇宙ゾーン: 本物の操縦シミュレーターを用いた航空工学の学習。
3DホログラムとVRラボ: 仮想空間での解剖学や分子構造のシミュレーション。
ニュートン・ルーム: ノルウェーの教育機関と連携した、最先端の実験機器を備えた科学室。
これらが「選ばれたエリート」だけでなく、公立学校の生徒たちに広く門戸を開いている点が驚異的です。
② 「SAF(STEAM Azerbaijan Festival)」の開催
アゼルバイジャンでは、年に一度、世界規模のSTEAMの祭典「SAF」を開催しています。ここでは、ロボット競技、ドローンレース、スマートシティの模型コンテストなどが、数日間にわたって大規模なスポーツ大会のような熱狂の中で行われます。
子どもたちが「技術を学ぶことはかっこいい」「エンジニアはヒーローだ」と実感できる演出が、国を挙げて行われているのです。
③ 早期教育への拡大
当初は中高生がメインでしたが、現在は小学4年生から正規のカリキュラムとして組み込まれています。コーディングの基礎から始め、3Dプリンティング、さらには「バイオテクノロジー」や「マイクロサテライト(超小型人工衛星)」の概念まで、驚くほど早い段階で触れさせています。
4. 日本より「ここが優れている」:アゼルバイジャンの3つの強み
日本も近年、GIGAスクール構想などで教育のDXを進めていますが、アゼルバイジャンのSTEAM教育を目の当たりにすると、日本が追い抜かれている、あるいは学ぶべき点がいくつかあります。
1. 意思決定の速さと「国家的一貫性」
日本の場合、新しい教育課程の導入には何年もかかり、自治体や学校によって設備に大きな格差が出がちです。
一方、アゼルバイジャンはトップダウンによる迅速な全国展開が強みです。「やる」と決まれば、最新の3Dプリンターやレーザーカッターが次々と公立校に配備され、教員の研修も国家予算で一気に進められます。このスピード感は、少子高齢化で変化を嫌う日本が最も見習うべき点です。
2. 「アート(A)」の本格的な融合
日本のSTEAM(あるいはSTEM)は、まだ「理科と算数の延長」に留まりがちです。
アゼルバイジャンでは、デザインや美学、さらには伝統的な文様(カーペット織りのパターンなど)をアルゴリズムと結びつけるなど、「創造的アウトプット」としてのArtが非常に重視されています。「役に立つもの」を作るだけでなく、「美しく、人を惹きつけるもの」を作る教育が徹底されています。
3. 未知の技術への「ハングリー精神」
日本の子どもたちは、すでに完成されたハイテク製品に囲まれて育つため、技術を「消費するもの」と捉えがちです。
アゼルバイジャンの子どもたちは、国をより良くしたい、世界に追いつきたいという強いエネルギーを持っています。ドローン、AI、再生可能エネルギーといった新技術を「自分たちの手で国を変える武器」として捉える熱量は、日本の教室ではなかなか見られないものです。
5. まとめ:カスピ海の風が運ぶ、教育の未来
アゼルバイジャンにおけるSTEAM教育の現状は、「資源大国の脱皮」という国家の悲願を背負った、極めてダイナミックなものです。旧ソ連時代の質の高い理数系教育を基盤にしつつ、西側の自由な発想とプロジェクト型学習を見事に融合させています。
特に、「教育を経済発展の最優先投資対象とする」という政府の姿勢と、それを実現する実行力は、日本にとっても大きな刺激となるはずです。かつてシルクロードの要衝として文明が交差したこの地は、今やデジタル時代における「教育の要衝」へと進化を遂げています。
アゼルバイジャンの子どもたちが自作したドローンがカスピ海の空を舞うとき、それはこの国の新しい時代の幕開けを告げているのです。
日本のSTEAM教育は、アジアで最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。すでにその兆候は表れています!
それも現実味を帯びてきています。今や多くの発展途上国にも後れをとっています。アゼルバイジャンに対しても例外ではありません。
お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります。
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。
ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。
当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています。
体験レッスンのお申し込みはこちらから→お申込み・お問い合わせフォーム


