「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。
本日のブログテーマは、『ヨーロッパ諸国のSTEAM教育①フランスにおけるSTEAM教育の現状』です!
ヨーロッパシリーズがスタートしました!ぜひご一読ください!
フランスは、数学大国としての伝統的な強みを活かしつつ、21世紀のデジタル変革に対応した「STEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学)」の先進的なエコシステムを構築しています。
本記事では、フランスがなぜSTEAM教育において独自の地位を築いているのか、その具体的な取り組みや背景を深く掘り下げて解説します。
1. フランスにおけるSTEAM教育の哲学的背景
フランスの教育には、古くから「数学と科学は普遍的な言語である」という強い信念があります。フィズフィールズ賞(数学のノーベル賞)の受賞者数で世界トップクラスを誇る背景には、抽象的な思考を重視する「デカルト的思考」の伝統があります。
しかし、現代のフランスは、この「理論(抽象)」に「実践(具象)」と「創造性(アート)」を融合させることで、STEAM教育へと進化させました。単なる理数系人材の育成ではなく、社会の課題を解決し、新しい価値を生み出す「知の探究者」を育てることを目的としています。
2. 独自の教育モデル:La Main à la Pâte(ラ・マン・ア・ラ・パト)
フランスのSTEAM教育を語る上で欠かせないのが、ノーベル物理学賞受賞者ジョルジュ・シャルパク氏らが提唱した「La Main à la Pâte(手に泥をつけながら)」というプロジェクトです。
「手と頭」を同時に動かす探究学習
このメソッドは、1996年からフランスの初等教育を中心に導入されました。教科書を読み上げる授業ではなく、生徒自身が仮説を立て、実験し、観察結果を自分の言葉で記録する「探究型(Inquiry-based)」の学習を徹底しています。
Science(科学): 実験を通じた現象の理解
Art(芸術): 観察記録のスケッチや、論理的な記述(言語表現)の重視
Mathematics(数学): 実験データの分析
この取り組みは、現在フランス全土の学校に浸透しており、STEAM教育の「土台」として機能しています。
3. 数学の授業でプログラミングを学ぶ:統合型カリキュラム
フランスの教育改革の大きな特徴は、「プログラミングを独立した教科にせず、数学の一部として教える」という点にあります。
理論と実装の融合
フランスのリセ(高校)では、プログラミング教育が数学のカリキュラムに組み込まれています。これは、「アルゴリズム的な思考は、数学的思考の延長線上にある」という考えに基づいています。
15歳〜17歳: 数学の授業でPythonなどのプログラミング言語を使用し、数式をコードで表現したり、シミュレーションを行ったりします。
メリット: 「プログラミングのためのプログラミング」ではなく、「課題を解決するためのツール」として技術を習得できるため、工学(Engineering)への接続が非常にスムーズです。
4. 革新的なエンジニア養成機関:42(フォーティーツー)
フランスがSTEAM教育の最先端とされる象徴的な存在が、パリに本校を置くエンジニア養成機関「42(Quarante-Deux)」です。
教師がいない、学費も無料の「ピアラーニング」
42は、従来の教育システムを完全に破壊したモデルです。
Teacher-less(教師なし): 講義はなく、プロジェクトベースで学習が進みます。
Peer Learning(ピアラーニング): 学生同士が教え合い、互いのコードをレビューします。
Gamification(ゲーミフィケーション): 学習の進捗がゲームのようにレベル分けされており、楽しみながら高度な技術を習得します。
これは、STEAMの「T(技術)」と「E(工学)」に特化しつつ、コミュニケーション力や問題解決力という「21世紀型スキル」を極限まで高める仕組みです。現在、日本を含む世界各国にこのモデルが輸出されています。
5. アート(Art)との融合:国立工芸院とデザイン教育
フランスのSTEAM教育において「A(Art)」は、単なる美術教育を指すのではありません。それは「デザイン思考(Design Thinking)」と「哲学」の融合です。
科学技術に「美」と「問い」を
フランスの高等教育機関では、エンジニアリングを学ぶ学生に対して、哲学や芸術史、社会学の講義が必須となっているケースが多く見られます。
エコール・ポリテクニーク(理工科学校): フランス最高峰のエンジニアリングスクールですが、ここでは人文科学が非常に重視されます。
産業への応用: 自動車や航空宇宙(エアバスなど)の分野でも、技術的な性能だけでなく、人間中心の設計(HCD)や美的な完成度が求められます。これがフランス製品の国際的な競争力の源泉となっています。
6. フランスSTEAM教育の強みと今後の課題
フランスの現状を整理すると、以下の3つの強みが浮かび上がります。
国家戦略としてのデジタル化: 2026年現在、フランスは「France 2030」計画に基づき、AIや量子技術への投資を加速させており、それを支えるSTEAM人材の育成を国家の最優先事項としています。
産学連携の強固さ: 企業が教育現場に深く関与し、インターンシップや共同プロジェクトが頻繁に行われます。
多様性の確保: STEM分野におけるジェンダーギャップの解消に向け、女子学生の理数系への進学を促す大規模なキャンペーンを展開しています。
課題:格差の是正
一方で、都市部と地方、あるいは家庭の経済状況による教育格差が課題となっています。政府は、デジタル端末の配布やリモート教育プラットフォームの整備を通じて、誰もが高度なSTEAM教育を受けられる環境作りを急いでいます。
まとめ:フランスから学ぶ「未来の教育」
フランスのSTEAM教育は、単に最新のテクノロジーを教えることではなく、「科学的な探究心」「数学的な論理」「芸術的な創造性」をひとつの物語として統合している点に本質があります。
「手に泥をつけながら」学び、数学をコードで表現し、哲学を持って技術を扱う。このフランス流のアプローチは、複雑化するこれからの社会において、最も求められる教育の姿と言えるでしょう。
日本のSTEAM教育は、世界で最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。すでにその兆候は表れており危機感を持たなければなりません。
それも現実味を帯びてきています。今や多くの発展途上国にも後れをとっています。
お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります。
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。
ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。
当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています。
体験レッスンのお申し込みはこちらから→お申込み・お問い合わせフォーム


