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ヨーロッパ諸国のSTEAM教育⑧ベルギーにおけるSTEAM教育の現状

「英会話とプログラミングが同時に学べる!」「非認知能力が身に付く!」「子どもの習い事の人気コンテンツ」新潟市西区の英語×プログラミング教室ワンダーコード新潟新通校のオーナー森憲一郎です。

本日のブログテーマは、『ヨーロッパ諸国のSTEAM教育⑧ベルギーにおけるSTEAM教育の現状』です!

ベルギーは、欧州の中でも特に「教育の地方分権」が進んでいる国として知られています。その教育体制は、オランダ語圏のフランドル地域と、フランス語圏のワロン地域(およびブリュッセル)で大きく異なり、STEAM教育(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics)へのアプローチもそれぞれの地域特性を反映しています。

本稿では、2026年現在のベルギーにおけるSTEAM教育の現状を、政策、地域差、ジェンダー格差、そして未来への展望という多角的な視点から、詳細に解説します。


1. ベルギーにおけるSTEAM教育の定義と背景

ベルギーにおいて、長らく主流だったのは「STEM(科学・技術・工学・数学)」でした。しかし、近年では、イノベーションにはクリエイティビティやデザイン思考が不可欠であるという認識が広まり、これに「Arts(芸術・リベラルアーツ)」を加えたSTEAMへの移行が加速しています。

背景には、ベルギー経済の構造的な課題があります。

  • 労働力不足: IT、エンジニアリング、持続可能エネルギー分野での高度人材が慢性的に不足している。

  • イノベーションの停滞: 基礎研究は強いものの、それをビジネスや社会実装に繋げる「応用力」と「創造性」の強化が求められている。

  • デジタル・トランスフォーメーション (DX): 全ての市民にデジタル・リテラシーを普及させるための教育改革が急務となっている。


2. フランドル地域(オランダ語圏)の取り組み:STEMからSTEAMへ

フランドル地域は、欧州の中でもSTEM教育において先進的な取り組みを行ってきた地域です。

「STEMアジェンダ2030」の推進

フランドル政府は、2030年を見据えた包括的な戦略「STEM Agenda 2030」を策定しています。2026年現在、この計画は中盤戦に差し掛かっており、単なる知識の習得から「社会課題の解決」へと軸足が移っています。

  • 統合的アプローチ: 物理や数学を独立した科目として教えるだけでなく、プロジェクトベースの学習(PBL)を通じて、工学的な設計や芸術的な表現を組み合わせる授業が推奨されています。

  • STEM品質シール (STEM Quality Seal): 優れたSTEM/STEAM教育を提供している学校に対し、政府が認定証を発行する制度です。これにより、学校間の質の向上と競争意識が醸成されています。


3. ワロン地域・ブリュッセル(フランス語圏)の現状:構造改革の波

フランス語圏のコミュニティでは、フランドル地域に比べてSTEM分野への進学率が低いことが長年の課題でした。しかし、2024年以降、急速な改革が進んでいます。

「STEAMイニシアチブ」の予算化

ワロン地域政府は、「Printemps des sciences(科学の春)」や、科学体験型ミュージアム「SPARKOH!」への支援を通じ、学校外でのSTEAM教育を強化しています。

  • 初等教育への導入: 2026年より、幼稚園および小学校低学年からのSTEAM体験カリキュラムが本格導入されました。遊びの中にコーディングやデザインの基礎を取り入れることで、理系科目に対する「苦手意識」を早期に払拭する狙いがあります。

  • 産学連携の強化: 地域の製造業やテック企業が学校に講師を派遣する、あるいは生徒をラボに招待する「エコシステム」の構築に注力しています。


4. 2026年の注目トピック:ジェンダー格差と多様性

ベルギーのSTEAM教育において、現在最も熱心に議論されているのが「ジェンダー・ギャップの解消」です。

女性のSTEAM進出支援

EUの統計でも、ベルギーはSTEM分野の高等教育における女性比率が低い国の一つとされてきました。これに対し、2026年現在、以下のような具体的なアクションが展開されています。

  1. ロールモデルの提示: 「Girls Lead in STEAM」などのキャンペーンを通じ、女性エンジニアや科学者のキャリアパスを可視化。

  2. 偏見のないカリキュラム: 教材におけるジェンダー・バイアスを排除し、女子生徒が興味を持ちやすい社会貢献型(医療、環境、福祉など)のSTEAMプロジェクトを増やしています。

  3. デジタル・リーダーシップ・インスティテュート (DLI): ブリュッセルを拠点とするこの組織は、女性のデジタル・リテラシー向上を支援し、欧州全域のモデルケースとなっています。

指標2020年頃の状況2026年現在の目標・状況
STEM進学者の女性比率約20-25%35%以上への引き上げ
小学校でのプログラミング教育一部のモデル校のみ全公立学校で必修化・導入済
企業による教育支援散発的なワークショップ構造的な「STEM Skill Foundry」への参加

5. デジタル・インフラと教師の育成

STEAM教育の成功には、ハードウェアと「教える側のスキル」が欠かせません。

デジタル・ブートキャンプとインフラ刷新

ベルギー政府は2025年後半から、「ICTブートキャンプ」として知られる教師向けの集中トレーニングプログラムを開始しました。

  • 教師の役割変化: 教師は「知識の伝達者」から、生徒の探究をサポートする「メンター」や「ファシリテーター」へと役割を転換することが求められています。

  • インフラの共同利用: 各生徒にノートPCを配布する段階を超え、2026年からは「共有インフラ(高度な3DプリンターやAIラボ)」を地域センターで共同利用する戦略に移行し、コスト効率と最新設備の導入を両立させています。


6. ベルギーSTEAM教育の強みと課題

強み:多様な文化と言語の融合

ベルギーは多言語国家であり、欧州連合(EU)の主要機関が集まる国際的な環境です。この「多様性」そのものが、STEAM教育における「創造性(Arts)」の源泉となっています。異なるバックグラウンドを持つ生徒たちが協力して課題を解決する力は、グローバル社会での大きな武器となります。

課題:地域間の格差

フランドル地域とワロン地域の間には、依然として教育リソースや進学率に格差が存在します。また、移民系の生徒や低所得層の家庭におけるデジタル・デバイド(情報格差)の解消も、教育の公平性を保つ上で避けては通れない課題です。


7. 結論:未来のベルギーを担う「創造的イノベーター」

ベルギーのSTEAM教育は、今や単なる「理系教育」の枠を超え、「21世紀を生き抜くためのリベラルアーツ」へと進化しています。2026年という節目において、ベルギーは欧州のSTEM戦略をリードする存在となりつつあり、特にジェンダー平等や産学連携のモデルケースとして注目されています。

「科学の論理」と「芸術の創造性」を兼ね備えた次世代のベルギー人たちは、気候変動やエネルギー問題といった複雑な地球規模の課題に対し、国境を越えたソリューションを提示していくことでしょう。


日本のSTEAM教育は、世界で最も遅れを取っていると言われています。
国際競争力の低下を招かないためにも、幼少期からのSTEAM教育が重要になります。
2026年は、もっと各国との差が生まれてしまうかもしれません。すでにその兆候は表れており危機感を持たなければなりません。
それも現実味を帯びてきています。今や多くの発展途上国にも後れをとっています。

お子様がSTEAM教育の一つであるプログラミングを学ぶことは、単に技術を習得するだけでなく、論理的思考力(ロジカルシンキング)、問題解決能力、コミュニケーション力、非認知能力、創造性を育み、将来の多様な選択肢を手に入れることに繋がります
いわゆる”未来スキル”を効率的に手に入れることができる習い事です。中学受験、高校受験、大学受験も優位に進められます!
いまからの教育が後々大きな差となって表れてきます。私は、この事業を通じてそれを痛切に実感しております。

ぜひこの機会に、お子様と一緒にプログラミングの世界に触れてみてはいかがでしょうか。未来を担う子供たちが、自信を持って社会で活躍できるよう、私たち親もサポートしていきましょう。
親のお子様の幼少期における関与の仕方によって、お子様の未来は大きく変わります。

当校「ワンダーコード新潟新通校」では、プログラミングや英語を通じて、子どもの 自主性と創造力 を育む学びを提供しています

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